職場で良い評価をもらうのは、どんな人なのでしょうか。
一般的に「仕事ができる人」であっても、必ずしも会社からの評価は高くないこともあります。これは、仕事ができても、会社が求めることとはズレているために起きることがほとんどです。
たとえば、営業職でたくさんの契約を取って良い数字を出している人がいるとします。しかし、契約を取るために、強引な方法をとっていたらどうでしょう。契約数は多いけれどクレームも多い、そういう社員を会社はどう捉えるでしょうか。とにかく契約数が重要という会社でしたら、大きな問題にはならないこともありますが、大抵の会社では、こうしたクレームの増加は、会社のイメージや評判、信頼を落とすネガティブな要素と考えます。
つまり、この社員は「契約を取れる」という点で「仕事ができる人」ではありますが、「会社にとってマイナスの要素をもたらす人」という、「仕事はできるが会社に損失を与える」社員であり、会社によっては、損失部分を重要視し、この社員の査定が下がるというケースは充分に考えられます。
他にも、「すごく良い資料を作るが期日に間に合わない」「多少期間を延長してもクオリティの高い仕事が必要なのに、間に合わせで基準以下のものを提出する」なども、会社が求めるものとはズレている例として挙げられます。
まずは、会社から何を求められているかを正確に把握する必要があります。そのうえで、自分はその求められるものに対して何ができるか、足りない部分はどうやって補うかを考えて行動していけば、おのずと評価は付いてきます。